「ボクは君に逢いたくて生まれ変わったよ」
生まれた時に右目の皮がめくれていたジェイク。すぐに縫い合わせましたが、瞼を失ってしまった為、目をつぶることができません。
この様な状態で生まれてきたのには、理由があったのです。
ジェイクは飼い主の男の子が大好きで、そのこにべったりでした。寝る時も一緒で、ちょっと姿が見えないと寂しくて鳴くほどでした。
何故、そんなにその子のことが好きなのか?
それは、その子とジェイクとの過去世に関係がありました。
過去世ではその男の子の馬だったジェイク。共に戦争で戦いました。
ある戦争で、ジェイクは片目を切られ、失ってしまいました。
周りの人たちは、片目の馬など役に立たないから殺してしまえ、と言いましたが、彼だけは反対し、片目の馬に眼帯をつけ、一生懸命に世話をしたのです。
しかし、無理やり馬が連れて行かれ、殺されてしまったのです。
彼が大好きだったジェイクは、次はもっと彼と近い存在でいられる、ペットの犬として生まれてくることを決めたのです。
そして、彼があの時の馬だとわかるように目印をつけました。
それが、「片目で生まれてくる」というしるしだったのです。
現在飼っている動物たちは、過去世でも関わっていることがあるのです。
「手術前にみせたサーシャの気遣い」
子宮蓄膿症を繰り返していたサーシャ。
獣医さんで頂いたお薬と、ヒーリングで膿が出ていたので、様子を見ていましたが、だんだん食欲がなくなり、熱をだし、お腹のはれがひどくなってきました。
サーシャに大丈夫なのか聞くと、「大丈夫」と答えましたが、そのうちに「もうだめかもしれない」と言い出しました。
手術するかと聞いてみると、「したくない」と答えました。
手術したくない理由として、一番大きかったのが、家族にお金や世話などの負担をかけたくないからでした。自分もつらいのに、家族の事を気遣っていたのです。
お金のことは気にしなくていいから、手術して元気になって長生きしてほしいと伝えると、「わかった、じゃー、手術する」と答えてくれました。
その当時10歳だったので、手術の負担に耐えられるか心配でしたが、サーシャが、
「大丈夫、手術はうまくいくから」と言ってくれたので手術に踏み切りました。
手術後はお腹のはれもなくなり、食欲も回復して元気になりました。
サーシャに限らず、動物たちは、本当に家族思いで、気遣っているのです。
「天国へと旅立ったピーチが旅立つ前に
語ったこと」
18歳4か月で天国へと旅立ったピーチ。
亡くなる1年半前にピーチが語ったことあります。それは・・・・・
「私はとっても長生きしたわ。でもいつかは元来た世界に戻るのよ。誰でもみんなね。今すぐじゃないけど、私もいつか旅立つの。」
「ママにお願いがあるの。私が旅立っても泣かないでね。」
「ママが泣くとなかなか側を離れられなくなっちゃうでしょ。元来た世界はとてもきれいで素晴らしい所よ。苦痛なんて何にもないの。昔の仲間達にも会えるしね。だから悲しむ必要なんてないの。」
「泣かないって約束してね。」
と、言われましたが、約束は破ってしまいました・・・・・
亡くなった日の前日にピーチが「赤いリボン」としきりに言うので、赤いリボンをした写真があったことを思い出しました。
カットはいつも私がやっていたので、リボンをつけたことは数多くありませんでした。
ピーチは「私が旅立ったら赤いリボンをつけた写真をかざってね。」と言いました。
ピーチは赤いリボンと赤い洋服が大好きで、自分が旅立つ時に赤いリボンか、ローズ色に水玉のリボンをつけてほしいと言うので、ピーチが旅立つ日の朝、赤に白の水玉にレースのついた私お手製のリボンをつけてあげました。
ピーチのリクエストは他にもありました。
写真の前にたくさんのドッグフードを数日間おいて、赤い色かローズ色のお花を飾ってほしいとのことでした。
人が亡くなる時も、トンネルの向こうに、昔亡くなった家族が迎えに来る、と聞きますが、動物の世界も同じようです。先に旅立った母親のスージーと息子のテディーがピーチを迎えに来ていたそうです。
ピーチは最後に「今いるこたちを大切にしてね。」と語りました。
飼っている動物が亡くなる前に話を聞いたことがなかったので、リクエストがあったり、こんなにも色々な事を語ってくれるなら、聞いておくべきだと感じました。
「すねすねモードのザック」
人の会話をいつもじーっと聞いている
ザック。
子宮蓄膿症の手術をしたサーシャに、
少しずつ1日数回に分けてごはんをあげているのをじっと見ていました。
ザックにもおやつはあげていたのですが、なんだかいじけモード。
私の目をじーっと見て、 「ぼくにはごはんくれないの?」
「まだごはんの時間じゃないし、サーシャは手術後だからちょっとずつ回数を分けてあげてるんだよ。おやつあげたからいいでしょ?」と言うと、
「あんだけじゃ少ないよ。ごまかされないよ。」
なかなか賢いザックでした。
メッセージ」
ピーチが亡くなった日の夜遅く、テディーがコンタクトしてきました。
「ピーチお母さんはやっとこっちに来たね。長い間本当にご苦労様。」
「最後は見えない、歩けないで不自由な思いをしたけど、ピーチお母さんはとっても意思が強いから苦にはなってなかったんだ。本当に強かったよ。」
「ピーチお母さんは、だいぶ前からこっちに来る準備をしてたんだ。」
「今は赤いリボンをつけてた頃のように、若々しくて可愛い姿だよ。自分でもこの頃が一番お気に入りで、可愛いと思ってるんだよ。」
「ピーチお母さんは、旅立つ前に話ができて本当によかったって。感謝してるよ。」
「大きいママと若ママに可愛がられて本当に幸せだったって。」
(私の母のことを大きいママと呼んでいました。)
「たくさんの思い出があるんだって。いつも音のあるにぎやかな家だったって。
それが好きだったんだって。ぼくもそうだよ。」
「大きいママと一緒に寝てた時はいびきがうるさかったって。」
(ピーチは母のベッドで一緒に寝ていました。)
「残してきたママたちが心配だけど魂を信じているから大丈夫だよね、って言ってる。
肉体は亡くなっても魂は永遠だって、ママはわかってるでしょ?
本当に苦痛はないんだよ。」
「最後はつらそうに見えるけど、意識はないし、魂も抜けてて、コードが切れるまでの肉 体の反応だけなんだ。」
「ピーチお母さんは、うまくこっちの世界に移行できたよ。
最初はちょっとあれ?って感じだったけど、体がすっごく軽くなって喜んでるよ。」
「スージーおばあちゃんと、ぼくがピーチお母さんのサポート役なんだ。
仲良くやってるから心配しないでね。」
その他色々、とにかく色々語ってくれました。
亡くなった動物たちは、天国へ旅立つと、肉体から解放され、自由に走り回れて、とても幸せなんだそうです。特に病気で長くつらい思いをした動物たちはとても楽になるそうです。
そう聞くと、安心できますよね。
「相棒シェルビーと飼い主を心配する
シェリー」
16才で亡くなったダックスフンドのシェリーから突然話しかけてきた時の内容です。
「私は元気だよ。天国はとってもきれいで楽しいよ。みんなとも一緒だよ。」
「だから、いい加減に、めそめそするのはやめてよね~。」
「いい飼い主だったのか、とか、おむつ生活になって足も悪くなった私の世話を、
きちんとやってあげられたのか、とか、なんか色々後悔してるみたいだけど、
そんな風に思わないで。」
「私はとっても幸せだったし、ほんとうによくしてもらって感謝してるんだから。」
「いつも動物が亡くなる度に後悔して、いつまでも悲しんで、それじゃー、
心配でたまらないわよ。」
「私は楽しくやってるんだから。体も自由に動くしね。心配ないない。」
「シェルビーにも感謝してるのよ。ちょっとしつこいくらい私のお世話をしてくれたのよ ね。」
「赤ちゃんの時から一緒だから、本当にいい相棒だったわ。」
シェルビーは、シェリーと子犬の頃から一緒に暮らしてきた雄のダックスフンドで、
いつも他の犬たちのお世話をしてきた保父犬です。
今年18才になる老犬なので、白内障になり、耳も遠くなり、足腰もすっかり弱くなりました。
そんなシェルピーの事をシェリーは心配しているようです。
「最近目も見えずらくなってきたみたいだし、足もちょっと悪くなってるみたいね。」
「ま、年だから仕方ないんだけど、シェルビーの事が心配なの。しっかりケアしてあげてね。たのんだわよ。」
シェリー、シェルビーの事は大丈夫だから、心配しないでね。